Flame - ショットの作成とプレートの書き出し

Flame Shot Export

Flame シーケンスを Shotgun とファイル システムに書き出します。
最新バージョン: v1.8.5 (製品)
バージョン番号は、セマンティック バージョニング基準に従っています。
システム名: tk-flame-export

注: このドキュメントは、Toolkit の設定を管理するユーザのみが使用可能な機能について説明します。詳細については、『Shotgun 統合ユーザ ガイド』を参照してください。

Flame のショット書き出し機能により、Shotgun プロジェクトを簡単に開始できます。Flame 内で書き出すシーケンスを選択するだけで、書き出し機能が残りの処理を実行してくれます。ショットやタスクの作成、Shotgun でのカット情報の設定、ディスク上のフォルダの作成、ディスクへのプレートのレンダリング、Shotgun Review へのメディアの送信などが可能です。処理が完了したら、Flare や Nuke のような他のツールに移動して作業を続行できます。

ドキュメント

Shotgun Flame 書き出しアプリはプロジェクトの開始時に役立ちます。

Flame で最初のコンフォームを作成したら、ショット書き出し機能を使用して、Shotgun でコンテンツをすばやく生成し、ディスクにプレートをレンダリングして、レビュー用にコンテンツを送信できます。

いったん軌道に乗った後は、書き出しアプリが Flare または Flame バッチ モードで実行されているすべてのレンダリングのトラックも行うため、ワークフローの一部としてコンテンツをレビュー用に簡単に送信できます。

Shotgun にコンフォームを送信する

Flame でシーケンスのコンフォームをセットアップしたら、タイムラインのすべてのセグメントに割り当てられたショット名を指定して、シーケンスを選択し、右クリックして Shotgun ショット書き出しオプションを選択します。

これにより、パブリッシュの初期コメントを入力できる Shotgun の UI が表示されます。このコメントはレビューに送信され、パブリッシュとその他のコンテンツに説明を追加する場合にも使用されます。

説明とは別に、書き出されるプレートに使用する出力データ形式を選択することもできます。これらのプリセットは Toolkit アプリ設定の一部であり、貴社のニーズに合うように設定できます。

送信ボタンをクリックすると、多くの処理がすぐに実行されます。

  • ショットとタスクが Shotgun で作成されます。作成される新しいショットに関連するタスクのリストは、一貫性のある構造をすぐに無駄なく作成できるように、タスク テンプレート設定を介して設定可能です。既定では、ショットはシーケンスの子として関連付けられますが、これも設定可能で、シーンまたはエピソードを作業している場合は、代わりにショットと連携するように書き出し機能を再設定できます。

  • Shotgun に正しいデータが含まれる場合は、標準的なフォルダ作成メカニズムを使用して、ディスク上にフォルダが作成されます。これにより、作成されるすべてのショットに一貫したフォルダのセットを使用してプロジェクトが開始できるようになります。

上記の 2 つの手順を実行したら、以降の手順を続行するための基本的な構造ができあがります。これらの処理はバックグラウンドで実行されます。

  • プレートが、設定で定義されたプリセットに従ってショットごとにディスク上に書き出されます。ファイルの場所は Toolkit テンプレート システムを使用して定義されます。つまり、このプレートの場所は適切に定義されているため、パイプラインの下流工程にある他のツールからでも参照できます。

  • バッチ ファイルとクリップ XML ファイルが書き出されます。これらのファイルは、反復ワークフローを有効にするために Flame で使用されます。これにより、Flame のメイン コンフォームに後で取り込まれる新しいバージョンをすぐにレンダリングできます。

  • QuickTime が生成され、レビュー用に Shotgun にアップロードされます。

レビューにバッチ レンダリングを送信する

ショットの Flame バッチ ファイルをパブリッシュしたら、レンダリングと出力の設定が事前に入力されたバッチ ファイルを開くために、このショットから Flare を直接起動できます。新しいバージョンをレンダリングするには、単純に Render Range ボタンをクリックします。

Toolkit がダイアログを表示するため、ここで Shotgun Review にレンダリングを送信するかどうかを選択できます。

Shotgun によってファイルがパブリッシュおよびトラックされ、必要に応じてレビューにも送信されます。

詳細について

詳細および処理のワークフローを確認する場合は、Flame エンジンのマニュアルを参照してください。このマニュアルには、処理のさまざまなワークフローを説明したいくつかのビデオ コンテンツがあります。

他の場合と同様に、統合やカスタマイズに関する質問は、サポート(toolkitsupport@shotgunsoftware.com)までお問い合わせください。

高度なトピック

以下に、設定とカスタマイズに関する高度な詳細情報を示します。

書き出しプリセットを使用する

書き出し機能は、設定の「書き出しプリセット」の概念を使用します。Flame 内で書き出し UI を起動すると、ドロップダウンに利用可能な書き出しプリセットが表示されます。各プリセットは、ファイルのディスクへの書き込み方法と Shotgun へのアップロード方法を設定できる設定オプションです。ディスク上のファイルの場所など、高度な設定は環境設定で直接制御するため、パイプラインに合わせて既定の設定オプションを簡単に調整できます。

Flame を制御するために Flame に渡される実際の書き出し XML コンテンツに関する高度な設定と制御は、プリセットごとの動作が定義されているフックによって処理されます。フックでは、書き出し機能によってメディアを生成する方法を完全に制御できます。

Shotgun サーバ側のトランスコーディングを回避する

既定では、Version.sg_uploaded_movie フィールドを設定すると、QuickTime が Shotgun Review にアップロードされます。これにより、Shotgun サーバ側のトランスコーディングがトリガされます。アップロードされた QuickTime は、ブラウザやモバイルで再生できるように mp4webm の各表現に変換されます。場合によっては、このサーバ側のトランスコーディングを回避すると有用なときがあります。回避するには bypass_shotgun_transcoding 構成設定を指定します。true に設定すると、統合により Shotgun の Version.sg_uploaded_movie_mp4 フィールドに直接アップロードされるため、サーバ側のトランスコーディングが回避されます。この場合、webm バージョンが生成されないため、Firefox でレビューを再生できなくなります。

詳細については、https://support.shotgunsoftware.com/hc/ja/articles/219030418 を参照してください。

ffmpeg をカスタマイズする

書き出し機能で QuickTime を生成する場合は、Flame に付属する ffmpeg バージョンが使用されます。書き出し機能の設定フックを修正すると、組み込まれた ffmpeg の代わりに外部の ffmpeg バージョンを指定できます。Flame に付属する ffmpeg バージョンは ffmpeg のトランスコーディングとパフォーマンスの最新機能をトラッキングするため、最新バージョンを使用すると、パフォーマンスを改善できる可能性があります。

h264 パラメータが ffmpeg に渡される方法は、既定のバージョンと最新バージョンとの間で変更されています。ffmpeg の最新バージョンに切り替えると、推奨するトランスコーディング ガイドラインを完全に実装できるため、Shotgun 側でアップロードとパフォーマンスが最適化されます。このガイドラインは以下を参照してください。

https://support.shotgunsoftware.com/hc/ja/articles/219030418

ffmpeg バージョンの変更は上級ユーザのみにお勧めします。変更する場合は、次の手順に従ってください。

設定フックをコピーする

修正が必要なすべての設定は、Flame 書き出しアプリに付属する設定フック内にあります。このフックを修正するには、最初にアプリの場所の内部にある既定の場所からユーザの設定にこのフック ファイルをコピーする必要があります。通常、フック ファイルはプロジェクト設定内の install/apps/app_store/tk-flame-export/va.b.c/hooks/settings.py と同じような場所にあります。config/hooks など、設定内の hooks の場所にこのファイルをコピーします。分かりやすい名前にするため、単なる settings.py よりも、さらに詳細な名前を付けることをお勧めします。

install/apps/app_store/tk-flame-export/va.b.c/hooks/settings.py -> config/hooks/flame_export_settings.py

それでは Flame 環境設定ファイルを編集しましょう。通常は config/env/includes/flame.yml です。見出し tk-flame-export の下に、settings_hook: '{self}/settings.py' と定義されたフックのパスがあります。基本的に、環境設定はアプリの場所({self} など)内部でフック ファイルを探します。これを settings_hook: '{config}/flame_export_settings.py' に変更すると、代わりに環境設定内のフック ファイルを探すように Toolkit に指示されます。まとめると次のようになります。

settings_hook: '{self}/settings.py' -> '{config}/flame_export_settings.py'

フックを修正する

これで config/hooks/flame_export_settings.py フックを修正する準備ができました。テキスト エディタで開きます。ffmpeg に関連するメソッドと ffmpeg 設定があることにお気づきでしょう。最初に修正するのは次の項目です。

def get_external_ffmpeg_location(self):
    """
    Control which version of ffmpeg you want to use when doing transcoding.
    By default, this hook returns None, indicating that the app should use
    the built-in version of ffmpeg that comes with Flame.

    If you want to use a different version of ffmpeg, simply return the path
    to the ffmpeg binary here.

    :returns: path to ffmpeg as str, or None if the default should be used.
    """
    return None

既定で None を返すことで、書き出し機能が Flame に組み込まれた ffmpeg を使用します。ffmpeg にフル パスを返すように変更します。Backburner クラスタを実行している場合は、クラスタ内のすべてのマシンから ffmpeg を呼び出せるため、実行可能ファイルは任意の場所にインストールされます。

ffmpeg の場所を更新すると、おそらくは ffmpeg に渡されるパラメータを微調整することになります。これは次の異なる 2 つのメソッドで変更する必要があります。

  • get_ffmpeg_quicktime_encode_parameters は、Shotgun にアップロードする QuickTime を生成するときに使用されるパラメータを返します。

  • get_local_quicktime_ffmpeg_encode_parameters は、QuickTime をディスクに書き込むときに使用されるパラメータを返します。

Shotgun のアップロードの場合、最初は既定の Shotgun のエンコード設定を使用することをお勧めします。

def get_ffmpeg_quicktime_encode_parameters(self):
    return "-vcodec libx264 -pix_fmt yuv420p -vf 'scale=trunc((a*oh)/2)*2:720' -g 30 -b:v 2000k -vprofile high -bf 0"

ローカルの Shotgun トランスコードの場合、Shotgun トランスコードに基づいて設定しながら、解像度の制限を削除してビット レートを増やすことをお勧めします。

def get_local_quicktime_ffmpeg_encode_parameters(self):
    return "-vcodec libx264 -pix_fmt yuv420p -g 30 -b:v 6000k -vprofile high -bf 0"

関連するアプリとドキュメント

Flame Review Export

Flame Review Export アプリにより、Shotgun でのレビュー用にシーケンスをすばやく簡単に送信できます。Flame は QuickTime を生成して Shotgun にアップロードします。これにより、Screening Room、Client Review Site、または Shotgun iPhone アプリでレビューできます。すべての処理は、手元の作業に集中できるようにバックグラウンドで実行されます。

Shotgun Export

このアプリは、Nuke Studio シーケンスの書き出しに Shotgun 機能を追加します。これにより、テンプレートを使用してショットの出力パスを決定するための新しいプリセットが登録されます。これには Screening Room 用のプレートをパブリッシュし、Nuke Studio タグから Shotgun ショット ステータスやショット タスク テンプレートへのマッピングを設定するための、Shotgun 対応のトランスコード ステップが含まれます。書き出し時、Shotgun のショットは更新され、スキーマで設定されたとおりにディスク上に完全なフォルダ構造が作成されます。

Loader

Shotgun ローダーを使用すると、Shotgun にパブリッシュしたファイルの概要確認と参照をすばやく行うことができます。検索可能なツリー ビュー ナビゲーション システムを採用しているため、探しているタスク、ショット、またはアセットにすばやく、簡単にアクセスできます。ローダーには、その項目のパブリッシュすべてについてサムネイル ベースの概要が表示されます。その後は、設定可能なフックを利用して、パブリッシュを参照したり、現在のシーンに簡単に読み込んだりできます。

インストールと更新

Shotgun Pipeline Toolkit にこのアプリを追加する

Project XYZ にこのアプリを追加するには、asset という名前の環境で次のコマンドを実行します。

> tank Project XYZ install_app asset tk-maya tk-flame-export

最新バージョンに更新する

この項目が既にプロジェクトにインストールされている場合に最新バージョンを取得するには、update コマンドを実行します。特定のプロジェクトに含まれている tank コマンドに移動し、そこでこのコマンドを実行します。

> cd /my_tank_configs/project_xyz
> ./tank updates

または、tank コマンドを実行し、プロジェクトの名前を指定して、更新チェックを実行するプロジェクトを指定します。

> tank Project XYZ updates

コラボレーションと発展

Shotgun Pipeline Toolkit にアクセスできる場合は、すべてのアプリ、エンジン、およびフレームワークのソース コードにも Github からアクセスできます。これらは Github を使用して格納および管理しています。これらの項目は自由に発展させてください。さらなる独立した開発用の基盤として使用したり、変更を加えたり(その際はプル リクエストを送信してください)、 いろいろと研究してビルドの方法やツールキットの動作を確認してください。このコード リポジトリには、https://github.com/shotgunsoftware/tk-flame-export からアクセスできます。

特殊な要件

  • 上記の操作を行うには、Shotgun Pipeline Toolkit Core API バージョン v0.18.45 以降が必要です。
  • 上記の操作を行うには、バージョン v1.6.3 以降のエンジンが必要です。

環境設定

以下に、使用するすべての環境設定の概要を示します。これらの設定は、このアプリまたはエンジンを有効にするための環境設定ファイルで定義する必要があります。

segment_clip_template

タイプ: template

説明: セグメント ベースのクリップ ファイルがディスク上で格納される場所を制御する Toolkit ファイル システム テンプレートです。Flame のセグメントはタイムライン上の「ブロック」であるため、1 つのショットが複数セグメントに分割される場合があります。このクリップ ファイルには、システムへのデータの読み込み時にデータを分割するために Flame が使用する、Flame に関連するメタデータが含まれます。

task_template

タイプ: str

既定値: Basic shot template

説明: 作成した新しいショットに割り当てるための Shotgun タスク テンプレート

batch_publish_type

タイプ: tank_type

既定値: Flame Batch File

説明: Flame バッチ スクリプトのパブリッシュ タイプ

menu_name

タイプ: str

既定値: Shotgun Shot Export

説明: このプロファイルの 1 行の説明です。これは Flame のメニューに表示されます。

shot_parent_link_field

タイプ: str

既定値: sg_sequence

説明: hot_parent_entity 設定で定義された親エンティティ タイプにショットをリンクする 1 つのエンティティ リンク フィールドの名前

shot_parent_task_template

タイプ: str

説明: 新しいショットの親エンティティに割り当てるための Shotgun タスク テンプレート

plate_presets

タイプ: list

説明: ユーザ インタフェースのプロファイル ドロップダウンに表示されるさまざまな書き出しプリセットを定義するディクショナリのリストです。このプリセットは、設定フック内で定義された書き出しプロファイルと一致します。基本的に、この設定におけるプリセットのリストは、さまざまなプロファイルとそのディスク上での場所を定義します。フックには、書き出し時のディスクへの書き込み方法を定義するすべての詳細情報(解像度、ビット深度、ファイル形式など)が含まれます。この設定の構造はディクショナリのリストです。ディクショナリの各項目には、namepublish_type、および template の 3 つのキーが含まれます。name パラメータはプリセットの ID です。この名前は UI のドロップ ダウンリストに表示されます。また、設定フック内のプリセットを特定するためにも使用されます。publish_type パラメータは、書き出したプレートが Shotgun に到着したときに関連付ける必要があるパブリッシュ タイプを定義します。最後に、template パラメータは、イメージ シーケンスを書き込むディスク上の場所を定義します。

shot_parent_entity_type

タイプ: shotgun_entity_type

既定値: Sequence

説明: 現在のセットアップでショットがペアレント化されるエンティティ タイプです。

settings_hook

タイプ: hook

既定値: {self}/settings.py

説明: 出力の生成に使用される Flame 書き出しプロファイルの設定とプリセットを生成するロジックが含まれています。

batch_template

タイプ: template

説明: Flame バッチ ファイルがディスク上で格納される場所を制御する Toolkit ファイル システム テンプレートです。

shot_clip_template

タイプ: template

説明: ショット ベースのクリップ ファイルがディスク上で格納される場所を制御する Toolkit ファイル システム テンプレートです。

bypass_shotgun_transcoding

タイプ: bool

説明: 可能な場合は、Shotgun サーバ側のトランスコーディングを回避するようにしてください。これで生成およびアップロードされるのは h264 QuickTime のみで、WebM ではありません。つまり、再生がすべてのブラウザでサポートされるわけではありません。このオプションの詳細については、ドキュメントを参照してください。

フォローする

0 コメント

ログインしてコメントを残してください。