新しいプロジェクトを開始する場合は、次の質問についてもう一度考えてみましょう。
プロジェクトを開始するにはどうしたらよいか
ここに、「Signal」という新しいプロジェクトがあります。この作業はクライアントから与えられたものです。以前は、詳細情報内のすべてのアセット、ショット、およびビッドをトラッキングしていましたが、現在は、このデータを Shotgun に取り込んで、主要関係者と共同でワークフローを調整できるようにする必要があります。
Signal プロジェクトはエピソードとシーケンスをベースとする作業であるため、[テレビ シリーズ用テンプレート](TV Series Template) をベースに設定してみましょう。
注: このプロジェクトを作成するときに、「TV Series Template」を選択してプロジェクトのベースに設定してください。
プロジェクトを作成したら、プロジェクトの詳細を見てみましょう。トラッキングしているすべての重要な項目が、プロジェクト ナビゲーションに表示されます。プロジェクトのサムネイルを追加して、いくつかの主要な情報を入力します。
[アセット](Assets)ページでアセットを作成します。そして、Signal という車両と Flats という環境を作成します。タスク テンプレート用オプションの配置に注意してください。タスク テンプレートについては次に説明するので、ここでは値をクリアします。[Alt]キーを押しながらアセットを作成し、フォームの値を保持することで、処理時間を短縮することができます。
この 2 つのアセットが作成されたので、タスクを作成してみましょう。1 回限りのタスクを作成し、それらをアセットにリンクします。ここでも、[Option]/[Alt]キーを押しながら操作して、フォームの値を保持します。
ワークフローの構成はどうしたらよいか
Signal アセットにいくつかのタスクを作成したので、今度はアセットのワークフローについて調べましょう。
パイプラインと、ライフサイクルの各ステージでの作業の流れについて考えてみましょう。アセットの場合、タスクを実行する 4 つの異なる部門(アート、モデル、リグ、テクスチャ)があります。
まず、プロジェクトのワークフローを更新しましょう。ワークフローを更新すると、パイプライン内のタスクの進行順序も反映されるため、実行順序を変更することができます。
[タスク](Tasks)ページで、アーティストとレビュー担当者にタスク、入力ビッド、期間、複雑さに関する情報を割り当てることができます。これらのタスクはこの順序で実行する必要があるため、タスク依存関係チェーンを作成しましょう。 依存関係のオプションについて見ていきましょう。
- 既定では[終了から開始](Finish-to-Start)が設定されていて、最初のタスクが終了するまで、チェーン内の 2 番目のタスクを開始できないことを示します。チェーン内の最初のタスクの開始日を入力すると、他のタスクがこのタスクの後ろにカスケード接続されます。 また、スケジュール内で 1 つのタスクを移動すると、他の下流工程のタスクも移動します。
- [開始から開始](Start-to-Start)では、リンクされたタスクが同時に開始されますが、終了日は期間によって異なる場合があります。したがって、[開始から開始](Start-to-Start)を使用すると、これらの 2 つのタスクが同時に開始されることがありますが、チェーン内の次のいくつかのタスクは 2 番目のタスクが完了した後に開始する必要があるため、残りのタスクについては[終了から開始](Finish-to-Start)を使用します。このタスクにいくつかの依存関係リンクを追加できます。
- [終了から終了](Finish-to-Finish)では、リンクされたすべてのタスクが同時に終了しますが、開始日は期間によって異なる場合があります。
- [開始から終了](Start-to-Finish)は[終了から開始](Finish-to-Start)の反対です。したがって、チェーン内の 2 番目のタスクが終了すると、最初のタスクが開始します。
これらのタスクでは、順番が正しいことを確認してから、[終了から開始](Finish-to-Start)を選択しましょう。ここで、チェーン内の最初のタスクの開始日を調整すると、他の下流工程のタスクも調整されます。
ここで、チェーン内の最初のタスクの開始日を入力すると、他のタスクがこのタスクの後ろにカスケード接続されます。また、スケジュール内で 1 つのタスクを移動すると、他の下流工程のタスクも移動します。
通常、タスクはアセットごとに同じであるため、タスク テンプレートを作成し、複数のアセットに適用することで、冗長度を下げることができます。したがって、ワークフローは自動化されます。
[タスクテンプレートを管理](Manage Task Templates)に移動すれば、後でいつでも戻ってタスク テンプレートのデータを編集できますが、現在はこの方法で問題ありません。
現在、[アセット](Asset)ページの[フィールド](Fields)ドロップダウンを通して[タスク テンプレート](Task Template)フィールドが公開されています。フラットなアセットには「Signal VFX Asset」テンプレートが適用されています。これで必要なタスクが作成されました。
データ/情報を取り込むにはどうしたらよいか
Shotgun インポータを使用して、残りのデータを Shotgun に取り込んでみましょう。まず、[ショット](Shots)ページで、ショットおよびショットがリンクされている項目を追加します。
- [ショットを追加](Add Shot)ドロップダウンを選択してから、[ショットを読み込み](Import Shots)を選択します。
- ウィンドウに Excel の詳細情報を直接ドラッグ アンド ドロップするか、シートからコピーして貼り付けることができます。
- 列を対応させます。
- 「複雑さ」フィールドがまだ存在しないため、作成します。
- 続行します。
- [シーケンス](Sequence)の 36 個のエラーに注目してください。シーケンスはまだ存在しないため、ここで作成します。[この列の無効なシーケンスを修正](Fix invalid sequences in this column)を選択して、これらのシーケンスがすべて有効になったら受け入れます。アセットについても同じ操作を行って、受け入れます。ただし、[タイプ](type)列にもエラーが含まれているため、まだリストにない値を追加して修正することができます。
- すべてのエラーに対処したら、インポートを完了します。
これで、ショット、シーケンス、およびアセットが読み込まれました。詳細情報の追加情報を使用して、アセットを更新してみましょう。
- アセット タイプ
- 説明
- ステータス
また、他のショットにリンクされるアセットをさらに作成します。インポータを使用して、[アセット](Assets)ページから次の操作を行います。
- アセットの詳細情報シートをコピーし、ウィンドウに貼り付けて、読み込むます。
- 列をマッピングします。
- アセット名を既存のアセットの識別子として使用し、この追加情報を使ってアセットを更新します。
- アセットのサムネイルを追加して、視覚的に人目を引くようにします。
注意: サムネイル イメージのサイズによっては、読み込みに少し時間がかかることがあります。
これでアセットの見栄えが良くなりました。前に作成した標準のタスク テンプレートを適用してみましょう。このタスク テンプレートは空白になっています。 フィルタ パネルを使用して、タスク テンプレートが空白のアセットをフィルタリングしてから、一括更新することができます。
Shotgun にシーケンスのリンク先となるエピソードがまだ存在しないため、シーケンスのインポータで同様な更新(詳細情報の説明とステータス情報の更新)を行って、これらのエピソードを追加します。
- シーケンスの詳細情報シートをコピーし、ウィンドウに貼り付けて、読み込みます。
- 列をマッピングします。
- シーケンス名を既存のシーケンスの識別子として使用し、この追加情報を使ってアセットを更新します。
- [この列の無効なエピソードを修正](Fix invalid episodes in this column)を選択し、Shotgun にまだ存在しないエピソードを作成して、エピソードのエラーに対処します。
これで、構築のための優れた基盤が作成されたので、スプレッドシートの手動操作は「不要」になり、自動化されたワークフローを「導入」できるようになりました。