クライアント側の手順のステータスをトラッキングする

Shotgun には、バージョンのレビュー ステータスから提出パッケージの配信ステータスまで、さまざまな操作のステータスを柔軟に管理する機能があります。このようにあらゆる面で自由度が高いため、トラックするさまざまな情報が増えて方策を見失い、関連情報を見つけようとしているユーザの板挟みになって混乱することがあります。ここでは、クライアント側の手順として、Shotgun のさまざまな情報のステータスをトラッキングするための推奨事項を示します。

バージョンのステータス

バージョンは本来、各ステータスに対するレビューの必要性(およびレビュー担当者)、さらに最終的に承認されたかどうかをトラックします。通常のプロダクション環境をトラックする場合は、この情報があれば十分ですが、特定の要件がある場合は、必要に応じてリストやチェックボックス フィールドを追加して拡張することができます。

バージョン — ステータス

このフィールドの目的は、特定のバージョンがレビューされたかどうか、およびレビューされた場合はディレクタがレビューしたかどうかを簡単にトラックできるようにすることです。ほとんどの場合、バージョンが承認されているかどうかもトラックされます。

以下に「ステータス リスト」タイプ フィールドの値の例を示します。通常は次のオプションを使用します。

  1. [N/A]: レビューが不要なことを示します
  2. [レビュー保留中](Pending Review): どのユーザもバージョンをレビューしていません(新規に作成されたバージョンの既定値です)
  3. [ディレクタ レビュー保留中](Pending Director Review): バージョンはレビュー済みですが、ディレクタによるレビューが必要です
  4. [確認済み](Viewed): レビューする必要があるすべてのユーザがバージョンをレビューしましたが、最終的に承認されたとは見なされていません
  5. [最終承認済み](Final Approved): バージョンはディレクタによってレビューおよび承認されました

レビュー プロセスの進行に伴い、各バージョンのこれらのステータスは変更される可能性があります。リスト内のステータスの順序は、レビュー プロセスと対応している必要があります(リストの下の方のオプションほど、レビューが進行していることを示します)。たとえば、[レビュー保留中](Pending Review)が発生した後に、[ディレクタ レビュー保留中](Pending Director Review)が発生し、その後で[最終承認済み](Final Approved)が発生します。レビュー プロセスによっては、これらのステータスの一部が必要ないことや、追加ステップが必要になることがあります。

ヒント: レビューが必要なバージョンをステータスに基づいてすばやく識別するには、フィルタを使用します。
注: このフィールド内のステータスの一部は、次に詳細を示す、最終バージョンの自動化中に使用されます。特に、[最終承認済み](Final Approved)や[確認済み](Viewed)のステータスを変更または削除するようにフィールドを設定すると、自動化が機能しなくなります(ただし、名前を変更した場合は機能します)。さらに、[レビュー](Review)ページのさまざまなタブが変更の影響を受けます。
ヒント: ステータスに基づいて承認済みバージョンをハイライト表示するには、条件付きフォーマットを使用します。

ショットのステータス

編集チームがショットに対して抱く主な関心事項は、各ショットがカット内にあるかどうかを監視することです。ビジュアル エフェクト チームの場合は、ショットを遠ざけたときに、どれくらいの距離まで完全に表示されるのかを把握することです。

ショット — カットのステータス

このフィールドの目的は、ショットが現在のカットに含まれているかどうかをトラックすることです。

これは「ステータス リスト」タイプのフィールドです。ステータスは次のとおりです。

  1. [アクティブ](Active): ショットがカット内にあることを示します(新規に作成されたショットの既定値です)
  2. [非アクティブ](Inactive): ショットがカットの外にあることを示します

注: これらのステータスは、Import Cut アプリを含む複数の編集アプリで使用されるため、変更することはお勧めしません(名前の変更は除きます)。これらは、VFX ダッシュボード ページのウィジェットでも使用されます。

ショット — VFX ショットのステータス

このフィールドの目的は、ビジュアル エフェクトに関するショット全体の完成状況をトラックすることです。

これは「リスト」タイプのフィールドです。次に示すオプションを最初に使用します。

  1. [入札進行中](Bid In Progress): ショットは入札段階であり、ベンダーは作業を行っていません
  2. [引き渡し](Turned Over): ショットのマテリアルがベンダーに引き渡されていて、作業を開始できます
  3. [進行中](In Progress): ショットの提出が進行しています
  4. [CBB]: ショットはほぼ完成していますが、改良の余地があります
  5. [省略](Omit): ショットは省略されました
  6. [保留中](On Hold): ショットの作業は中断されました
  7. [最終承認済み](Final Approved): ショットは完成しています
注: これらのステータスは VFX ダッシュボードで使用されるため、ステータスを変更した場合は、このページのウィジェットも更新する必要があります。また、既定の権限では、[入札進行中](Bid In Progress)とマークされたショットにベンダーがアクセスできない設定になっています。

配信のステータス

配信する場合は、配信が正常に完了したかどうか、完了しなかった場合は配信の現在の段階や、問題があるかどうかを把握することが重要です。

配信 — 配信のステータス

このフィールドの目的は、配信が正常に完了したかどうか(および取り込まれたかどうか)をトラックすることです。

これは「ステータス リスト」タイプのフィールドです。ステータスは次のとおりです。

  1. [オープン](Open): 配信はまだ開始されていません(新規に作成された配信の既定値です)
  2. [進行中](In Progress): 配信は進行中です(または取り込み中です)
  3. [配信済み](Delivered): 配信は完了し、取り込む準備ができています
  4. [受信済み](Received): 配信は取り込まれました
  5. [エラー](Errored): 配信または配信の取り込みを行うときに、エラーが発生しました
  6. [N/A]: 配信は無視できます

配信 — 配信の進行状況

このフィールドの目的は、ベンダー提出の配信の進行状況をトラックすることです。

これは「リスト」タイプのフィールドです。ステータスは次のとおりです。

  1. [移行中](In transit): 配信対象ファイルは転送中です
  2. [配信キャンセル](Delivery cancelled): 配信は送信者によってキャンセルされました
  3. [配信失敗](Delivery failed): 送信者側の問題が原因で配信に失敗しました
  4. [配信済み](Delivered): 配信は完了し、取り込むことができます
  5. [取り込み中](Ingesting): 配信対象ファイルは取り込まれています
  6. [取り込みキャンセル](Ingest cancelled): 配信の取り込みは受信者によってキャンセルされました
  7. [取り込み失敗](Ingest failed): 受信者側の問題が原因で配信の取り込みに失敗しました
  8. [取り込み中断](Ingest suspended): 配信の取り込みが停止し、ユーザの操作が必要です
  9. [受信済み](Received): 配信の取り込みがエラーなしで完了しました
  10. [受信時に警告が発生](Received with warnings): 配信の取り込みは完了しましたが、何らかの問題が発生しています

リールのステータス

一般に、リールのステータスをトラックする必要はありませんが、プランニングを行う場合に、リールをプレースホルダとして示すと便利なことがあります。

リール — ステータス

このフィールドの目的は、リールを使用するかどうかをトラックすることです。

これは「ステータス リスト」タイプのフィールドです。ステータスは次のとおりです。

  1. [アクティブ](Active): リールは使用中です(新規に作成されたリールの既定値です)
  2. [N/A]: リールは現在使用されていません

シーケンスのステータス

シーケンスについては、それぞれの進行状況や、省略されたシーケンスの有無、および保留されたシーケンスの有無をトラックすると、便利なことがあります。

シーケンス — ステータス

このフィールドの目的は、シーケンスの開発状況をトラックすることです。

これは「ステータス リスト」タイプのフィールドです。ステータスは次のとおりです。

  1. [進行中](In Progress): シーケンスは作業中です(新規に作成されたシーケンスの既定値です)
  2. [最終](Final): シーケンスは完了しています
  3. [保留中](On Hold): シーケンスは保留されています
  4. [省略](Omit): シーケンスは省略されました

ノートのステータス

ノートの主な目的は、コンテンツが実行されたかどうか、または確認されたかどうかをトラックすることです。

ノート — ステータス

このフィールドの目的は、ノートの実行可能な内容をトラックすることです。

これは「ステータス リスト」タイプのフィールドです。ステータスは次のとおりです。

  1. [オープン](Open): ノートは引き続き有効であり、関連性があります
  2. [進行中](In Progress): ノートの内容が実行されています
  3. [クローズ](Closed): 実行可能なすべての作業が完了しているか、またはノートの関連性が失われています

注: 特定の場所に表示されるのは、[オープン](Open)状態のノートのみです。

未使用のステータス

既定では、次に示すエンティティには、ステータスが事前に設定されていません。ただし、ステータスをトラックしたい場合は、ステータスを設定することができます。

  • プレイリスト
  • カメラのセットアップ
  • スレート
  • 撮影日
  • ソース クリップ
  • テイク
  • レンズ

ステータスの自動化

対象となるステータスの中には、Shotgun の他のプロセスによって自動的に変更される(または影響を受ける)ものがあります。

最終バージョンの自動化

「最終バージョン」トリガを使用すると、リンクされたバージョンのステータスが[最終承認済み](Final Approved)に設定されている場合に、ショットの[VFX ショット](VFX Shot)ステータスを更新することができます。このトリガが発生すると、[VFX ショット](VFX Shot)ステータスをも[最終承認済み](Final Approved)に設定されます。

Import Cut アプリ

Import Cut アプリの設定ウィンドウで各ショットの「カットのステータス」を更新するオプションが有効になっている場合、このステータスは更新されます。設定ウィンドウで、ショットを省略する場合や、元に戻す場合に使用するステータスを選択できます。

Import Cut でステータスを使用する方法の詳細

 

フォローする

0 コメント

ログインしてコメントを残してください。